DNPの価値創造プロセス
社会課題や人々の期待を把握・分析し(1)、「P&Iイノベーション」によってDNPならではの価値を開発・提供し(2)、さらなる価値の創出に向けて財務基盤と非財務資本を強化して(3・4)、新たな企業活動に再投資していく――。
この好循環を続けることによって、持続可能なより良い社会、より快適な人々の暮らしを実現していくことが DNPの価値創造プロセスです。
1. 社会課題や人々の期待
DNP自身が主体となって、社会や人々と直接向き合い、大きな潮流(メガトレンド)を把握・分析し、DNPの強み・資本を活かして、社会課題を解決するとともに、人々の期待に応える新しい価値の創出につなげていきます。
価値創造の起点 メガトレンドから成長領域を特定する
グローバルな社会課題やメガトレンドを分析し、ステークホルダーの関心・影響やDNPにおける重要度などを勘案して、「重要課題」を設定しています。
DNPの価値創造に関連深いリスク
経済関連のリスク |
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社会関連のリスク |
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環境関連のリスク |
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2. P&Iイノベーション
DNP独自の「P&I」(印刷と情報:Printing&Information)の強みを生かし、多くのパートナーとの連携を深めて、今までにない革新的な価値を創造する「P&Iイノベーション」を推進しています。具体的には、DNPだからこそ解決可能な社会課題や人々の期待を明確にし、新しい価値によって事業を拡大していく「4つの成長領域」を設定。さらに高い収益性と市場成長性を軸とした「注力事業」に経営資源を集中させていくことで、人と社会をつなぐ価値の創出をより効果的、効率的に推進していきます。

知とコミュニケーション

食とヘルスケア

住まいとモビリティ

環境とエネルギー
DNPグループビジョン「4つの成長領域」について詳しくはこちら
DNPのビジネスモデル:価値創造プログラムによりP&Iイノベーションを加速する
グループ全体に存在する強みを掛け合わせて総合力を発揮する「オールDNP」を推進して、“価値のタネ”を発見し、仮説検証を繰り返し、最適なビジネスモデルを構築する「価値創造プログラム」を実行していきます。独自の「P&I」の強み、多くのパートナーとの連携の強み、挑戦し続ける社員の強みなどを活 かし、あらゆるステークホルダーに価値を提供して、その対価である利益を拡大することで企業価値を高めていきます。
■価値創造プログラム
■4つの成長領域における注力事業の例
3. 財務基盤の強化
事業別ROA等による目標管理、政策保有株式の縮減、遊休資産等の圧縮のほか、各種資本政策によって財務基盤を強化していきます。
4. 非財務資本の強化
財務資本とともに、DNPならではの各種非財務資本の拡大・強化に努め、それぞれの資本の強みを掛け合わせる統合的な経営を推進し、さらなる価値創出に向けて資本を再投資していきます。
人的資本 |
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知的資本 |
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社会・関係資本 |
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製造資本 |
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自然資本 |
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(2021年3月期、2021年3月末現在)